痩せる基礎代謝アップ
基礎代謝が高いということはじっとしていてもエネルギーは消費されやすくなります。逆に低いと同じ量を食べてもそれを消費できないので、その分が脂肪として体内に蓄積します。基礎代謝は約４０％を筋肉で消費していますが、食べ物から摂取したエネルギーは、グリコーゲンとして筋肉と肝臓に貯蔵されてエネルギーに変わります。しかしグリコーゲンに変換される以上の糖分や脂肪分を摂りすぎると残念ですが全部が脂肪組織に蓄えられてしまうのです。
基礎代謝を高めるには筋肉を増やすことが大事です。筋肉をつくるもとは蛋白質です。そして糖質や脂質を完全にエネルギーに変えるの手伝うのがビタミンＢ群です。
脂肪組織は脂肪細胞からできていて、脂肪細胞は３歳までにその大きさが決まるそうです。その時期に確定した脂肪細胞の大きさによって、太る体質か太らないかが決まるといわれています。ある程度の大きさに細胞が育つとまた分裂して新たな細胞に増えていきます。
食事中やその後に体温が上がるのは食べた物が消化される時に熱が発生して体温を上昇させるからです。この時の熱反応をＤＩＴ（食事誘導性体熱産生）と言います。（ちなみに１キロカロリーとは１ｋｇの水の温度を１℃上昇させるのに必要な熱量のことです。）この熱反応が大きいことがエネルギー消費が多いということです。
朝食を摂ると体温が上昇し基礎代謝が高くなります。基礎代謝が高い状態を一日中維持できればエネルギー消費しやすくなります。
たくさん噛んで食べると満腹中枢を刺激して食べすぎを防ぐのでダイエットには効果があるそうですが、よく噛むとその時の熱産生が促進されてＤＩＴ反応も大きくなるのです。
約４０回を目安に噛めば唾液もたくさん出て噛んだ食べ物はかない細かくなります。唾液がたくさん分泌すると消化を助てさらに栄養素は吸収されやすくなります。よく噛まないで飲み込むとそれらは吸収されずに排泄されますが、残った残骸は過剰摂取と同じで消化器官内で腐って発酵します。そして大切な酵素はそのために使われてしまいます。酵素は新鮮な食べ物から摂りますから、酵素を増やしていつも胃腸を健康な状態に維持しておくことも基礎代謝を高めるためには重要なことです。
寝る前に食べると、眠っている間に脂肪合成が盛んになり翌日のエネルギーとして蓄えます。それはほぼ脂肪として蓄えられるので、寝る４時間前には食べることを終えて寝る直前には胃の中が空の状態になっているようにしましょう。
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